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普天間基地移設問題:嘉手納基地への移転の可能性

2011/05/12

 2011年5月12日の読売新聞に「米上院の軍事委員会が嘉手納基地への統合案を提案」とあったのでいくつかの記事をおいかけてみた。

【読売】普天間、嘉手納と統合案…辺野古は非現実的と米
【読売】「日米合意、着実に実施」普天間移設で枝野長官
【読売】普天間・嘉手納統合案、沖縄知事は反発
【時事通信】軍事費削減論が背景=普天間・グアム移転見直し-米議会

 とりあえず関係者の状況としては、

米上院の軍事委員会:
 移設が膠着状態で遅々として進まない、軍事予算を削減したい議会側としては業を煮やして「以前とは状況が変わっちゃった。辺野古移設は無理っしょ、嘉手納基地への統合はどうだい」とブチあげた。議会が行政に圧力をかけている図ですな。決定権は行政側にあるけど、議会側は予算の承認権限持っているので丸っきり無視は出来ない。ダメならダメで理由を説明できないと筋が通らないよねってとこか。

日本政府:
 とりあえず米政府が公式に何か言ってきているわけではないので、現状は辺野古移設をなんとか進めたいというスタンス。米議会の意を受けて米政府の意見が変われば日本政府の検討内容も変わるのだろう。まぁ、水面下で嘉手納統合のシミュレーションぐらいはするんだろうけど、具体案が見えてこないと予想立てるにも限界あるよね。

沖縄県:
 県知事は「嘉手納基地周辺だって負担減を望んでいるのに嘉手納統合したら負担増えるんじゃないの。そんなのダメ」というスタンス。嘉手納に統合しつつ嘉手納基地周辺の人の負担が減るようなマジックでも出てこない限り、嘉手納基地への統合は知事的にはありえないと。

 一応、米の軍事委員会の建前としては、普天間の海兵隊を嘉手納へ統合し、嘉手納の空軍の一部をグァムや日本国内の別の基地へ移動させてトータルでは沖縄の負担減るよ!というスタンス。グァムは空軍、三沢は空軍、厚木は海軍、岩国は海兵隊。嘉手納の空軍をどこへどう移動させるのか。

 さて、辺野古移設がすぐには進まない、このままじゃ当分は普天間固定化で解決にはまた十数年かかっちゃうのかな?という状況からもう少し状況が動くのかどうか。

2011/5/14追記
 佐藤正久参議院議員のサイトに上記の新聞記事よりは詳しいまとめが出ていたのでリンクを貼っておく。

○ 米上院議員提案、抑止力の観点に懸念

 佐藤議員的には、米軍の予算削減・沖縄の在日米軍基地周辺の地元負担軽減には一定の効果がありそうだが、「米軍がそこにいることで発揮される抑止力」が維持できるのかもっとちゃんと分析しないというスタンス。

2011/5/23追記
 米上院の歳出委員会の委員長のイノウエ議員は下記の記事では辺野古移設の日米合意を進めるのが望ましい、というスタンスに見える。

米上院歳出委員長、普天間移設「日米合意を着実に履行を」

日本の民主党の前原氏との会談の中での発言ということだが、上院の足並みが揃っているわけではなさそう。この記事の内容を信じるなら、イノウエ議員は軍事委員長のレビン議員に日米合意(辺野古移転)推進を働きかける模様。

 さらにはこんなのも。

日米「普天間現行計画進める」=国務次官補

 今のトコロ軍事委員会の嘉手納統合案に積極的な勢力が見当たりません。

2011/5/24追記
 もういっちょ。嘉手納統合案は議会が政府(大統領側)に飲ませない限り日米協議の席上には上がらないっぽい。

嘉手納統合案、日米で協議せず…防衛相が意向

2011/5/28追記
 沖縄タイムズの記事によれば、米国防総省は検討しろという議会の指示に対してちゃんと仕事してるみたい。

国防総省が嘉手納案検討を要請

 国防総省が議会側へどんな検討結果を返すかが一つのポイントかな。

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