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普天間基地移設問題:キャンプ・ハンセン返還時期について

 沖縄県内の米軍基地「キャンプ・ハンセン」の一部を日本へ返還する時期についての報道が出てきました。

【沖縄タイムズ】ハンセン一部返還へ 名護市は継続要望
【琉球新報】キャンプ・ハンセン、斜面162ヘクタール 段階返還
【読売】キャンプ・ハンセン一部返還へ、計162ヘクタール
【毎日】米軍基地:162ヘクタール返還へ 沖縄
【産経】米軍基地162ヘクタール返還へ 日米合同委、29年までに

 とりあえず各紙で書かれている内容を並べると、

・日米合同委員会がキャンプ・ハンセンの一部の土地の返還時期について方針を定めた
・返還予定の162ヘクタールのうち、55ヘクタールは26年6月末までに返還、残り107ヘクタールを29年6月末までに返還するという2段階のプラン

 ってところが基本形。

 で、この土地って平成7年に返還で合意したのに、実際の返還が何回も延期されてきているのですね。理由は名護市が跡地利用の計画ができていないから返還を先延ばしにして欲しいと要望したから。まぁ、斜面だったりなんだかんだで地元にとっても「返してもらうより借地料をもらったほうが都合がいい場所」ってのが主な理由のようです。

 基本線として米軍出てけというお題目を唱えるなら、跡地利用に困るような土地でも返還を受けるという「やせ我慢」だって必要な場合があるんじゃない?と感じる人はいると思うのですよ。基地でてけ、米軍出てけと言いながら、跡地利用に困るトコは返さなくていいから借地料よこせ、ではねぇ。

 普天間基基地返還しろと集会で叫びながら、地主さんたちは期間延長にあっさり賛成するというのが沖縄の基地問題。理想論を唱える人とお金の問題が絡む人のせめぎあいにというのはどこにでもあるこ。ならば沖縄の理想家達は「米軍出ていけは沖縄県民の総意」とか軽々しく言わず、お金の問題が絡む人たちを地道に説得しつつ、沖縄以外の人たちにも理解を求め世論を形成する必要があると思うのですが…そういう人もいるんでしょうけど、ネットで騒ぐ「米軍出て行け」な人達はそうは見えないんだよなぁ。

 今回は返還時期を改めて定めた、けど名護市の中には返還反対の人たちもいるという現場を把握しましたということで、今後もどう転がっていくのかウォッチしたいと思います。 

普天間基地移設問題:牧港補給地区の一部返還と西普天間住宅地区返還の件

 沖縄の米軍基地で、早々に返還できるとなっていた土地のうち、まずは牧港補給地区の一部が変換されたというニュースです。

【産経】沖縄・米軍牧港補給地区の1ヘクタール返還へ
【朝日】米軍補給地区の一部返還 「嘉手納以南」計画の第1号
【ロイター】沖縄・牧港の一部を31日に返還
【琉球新報】沖縄・牧港の一部を31日に返還 日米計画で初、浦添市に

 で、在日米海兵隊のWEBサイトでも、

【在日米海兵隊】沖縄統合計画開始、海兵隊が使用していた土地を日本へ返還

 ということで、およそ1haの土地が返還されましたよと。もっとも、今回返還されたのは国道から基地へアクセスする道路部分で、返還前も地域住民の生活道路として利用されていたとのこと。だからこそたいした問題もなく、真っ先に返還されたってことですね。

 一方、早ければ今年度中にもといわれていた「西普天間住宅地区の返還」の件は、結局1年後ろへずれ込んだ模様です。

【読売】キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅、15年3月返還へ
【琉球新報】西普天間地区 返還予定は14年度末 国が県などに説明
【日経】西普天間地区は14年度末までに返還 米軍基地で防衛省

 西普天間住宅地区の返還にあたっては地元から「跡地利用の計画がちゃんとしてから返還してくれ」という感じで「準備できてないトコにいきなり返還されても困るから」的な意識が見え隠れしております。そらまあ、返還されちゃって跡地利用に着手するまでは土地がお金を生まないわけですから地主さんの収入的には死活問題ですな。ついてに言うと、跡地利用が困難な傾斜地とかは宜野湾市が公園化するようなのですが、そんな土地を住宅用地と一緒くたにしてまとめて借り上げていた米軍って、地主さんから見たら太っ腹な借り手やなぁと。

 あと、日本政府のサイトに返還予定地のPDFがあったのでリンク貼っておきます。

【防衛省】嘉手納飛行場以南の土地の返還

 西普天間住宅地区の返還の前に、牧港補給基地第5ゲート付近の2ha、これがいつ返却になるのかな?とか思ったり。

普天間基地移設問題:西普天間の住宅地区年内にも返還か

 米軍用地のうち、返還が決まっているキャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区が年内にも変換されるのではないかという記事が出てきました。

【NHK】西普天間住宅地区 年内にも返還へ
【産経】日米、前倒し返還合意 沖縄・西普天間住宅地区、年内にも
【毎日】在沖縄米軍用地:西普天間住宅は年内返還も
【47news】西普天間地区の返還承認 日米合同委、半年前倒し

 元々返還が合意されている地区のうち、特に年内にも返還できる見通しの地区があるということであちこちで記事になっていますが、毎日新聞の紙版(6月14日大阪12A反)にはこんな記述も。WEB版だと宜野湾市幹部とされる人のコメントは掲載されてませんねぇ。

『同地区の多くは傾斜地で具体的な跡地利用計画は策定されてない。返還で地代収入が途絶える地主からの反発が予想され、宜野湾市幹部は「あまり早く返ってきても困るのが本音」と話す』

沖縄の利害関係者にとっては「跡地利用が苦労せずにできるとこをさっさと返して欲しい」って言うことですね。跡地利用の目途がたってないところを返還されても賃料を払ってもらえなくなるだけですからねぇ。

普天間基地移設問題:府知事の発言に地元市長遺憾の意

 昨日の大阪府知事のオスプレイ訓練受け入れ発言の件、早速八尾市長が噛み付きました。

【読売】大阪知事オスプレイ発言、地元市長「反対」

 根回しできてなかったんですね…

 というかですね、きっと大阪府知事も下地氏も、「調整とか根回しとか済んでません、これから地元に提案して働きかけを行っていきます。まずはウチらの決意表明です」って段階だったと。その段階で発表するのは別に問題だとは思いません。どこの政党や首長でも、何かしらどこかで表明しないといけないわけで。

 ただ、根回し済んでて地元首長も一緒に発表するレベルならともかく、この段階で表明するならもっと言葉を選んで、地元のメンツも立てるような形で進めないと、まとまるものもまとまらないよねーって感じです。そこのところが大阪維新や政権与党時代の民主党のダメなとこなんじゃないかなーと思うのでした。

普天間基地移設問題:大阪府がオプスレイの一部訓練を受け入れる?

 大阪府の松井知事が普天間基地のオスプレイの訓練の一部を大阪府で受け入れると発言したという記事が出ています。

【NHK】松井知事「オスプレイ 大阪で訓練も」

 話のポイントとしては、

・大阪府でオスプレイの訓練の一部を引き受ける用意があると政府へ表明する予定
・今回の件は日本維新の会と、沖縄の地域政党「そうぞう」が一緒に政府に伝える予定

 といったところでしょうか。ちなみに「そうぞう」の代表は元国民新党の下地氏ですね。

 まず最初に思ったのは、

・訓練を受け入れる用意があると表明するのはいいんだけど、噓つきにならずに済むような見通しあるの?というか根回し済んでるの?

 ということ。あと、沖縄側の人間として下地氏が絡んでいるようですが、現在の下地氏の沖縄県内での影響力ってどんなもんなの?という点でしょうか。「そうぞう」って沖縄県議会(定数48)で1議席しか持ってないみたいだし(2012年9月時点)。

 維新の橋下氏が府知事時代に「沖縄の基地負担軽減のために大阪も汗をかかないと」って発言し、それに対して仲井眞沖縄県知事が「どうぞどうぞ」ってやったら橋下氏が腰砕けになった事を記憶している人は「この件、すんなり行くのかね」って感じていると思うのです。

 私個人としては、政府の方針に沿った上で、沖縄県の負担を軽減する自治体が名乗りをあげること自体はいいことだと思うのです。問題は名乗りをあげた人々の実行力なんですよねー。

普天間基地移設問題:日米両政府の合意

【NHK】沖縄の米軍施設 返還計画公表
【時事通信】普天間返還、22年度以降=辺野古移設が条件、日米合意-安倍首相「最短期間で実現」

 日米両政府が、嘉手納以南の返還予定の施設や普天間基地の返還時期についてある程度具体的な数字を出して合意したという記事です。普天間基地の返還については辺野古への機能の移設が前提ですけども。あと、時期については「遅れる可能性もある」ということを含めた内容になっているなんてのも報じられています。

 ごく狭い地域で今年来年に返還される部分もありますが、それ以外の部分はざっくり10年ぐらいの時間がかかりそうということで、鳩山政権の残した傷は大きかったのだなぁと言う感想です。

普天間基地移設問題:辺野古移設と南部の基地返還予定

【毎日】沖縄米軍基地:嘉手納以南返還「普天間切り離し」を撤回

 牧港やキャンプ瑞慶覧等、民主党政権時代に「普天間基地機能移設と切り離して返還交渉を進める」という報道が出ていた基地の返還交渉をセットに戻す調整をしているという記事です。

 セットに戻すと、普天間基地機能の移設がスムーズに進めばデメリットは無いのですが、移設が暗礁に乗り上げると当然ですが沖縄の反発があるでしょう。ってことで安倍政権も自分達に厳しい条件付けをするなぁという印象。勝ち戦の目途が立っているのかそれとも背水の陣なのか。

普天間基地移設問題:辺野古区長選挙

 朝日新聞の記事から。他の新聞でも記事出ないかな。

【朝日】辺野古で区長選 米軍飛行場移転反対派支援の新顔当選

 普天間基地の移設先候補であるというか、現場日米両政府が移設先としている辺野古地区の区長選挙で、辺野古への移設反値派の支援を受けた候補が当選したという記事。投票率80%以上で開票してみたら辺野古移設容認派支持候補と反対派支持候補が得票数が同数、くじ引きで反対派支持候補が当選、という記事。

 同数でくじ引きで決着と言うあたりには文句のつけようもないです。ルールならそれに従うしかないわけで。

 沖縄県内で移設を容認していた辺野古地区が反対になって、本当に移設が頓挫したら一番の被害者は普天間基地周辺の「本当に迷惑している市民」なんですよね。辺野古移設反対の人達は「県内は無理だから県外か、いっそ日本から出て行け」となるわけですが、現実問題として短期的にそんな解決方法取れるわけ無いじゃないですか。そうすると、「どれくらいのスパンの問題として捉えて」「どこへ移すのか」真剣に検討するか考え始めないといけない。でも、辺野古移設に反対して「基地移設は県外で」って言っている人達の中で、現実味のある代替案を持っていて、政界に働きかけている人がどれだけいるのでしょうかという問題が。ココをクリアしてアイデアを出さないと基地移設問題は進まない気がするんですけどね。

普天間基地移設問題:辺野古埋め立てに漁協が同意

 内容はタイトルまんまです。

【読売】普天間移設、名護漁協が埋め立て同意を決定

 同意する見込みだったのが同意が可決されました、になったわけです。埋め立ての許可は県知事が出すわけですが、この後どうなるのかは見て行きたいと思います。

普天間基地移設問題:「オール沖縄」は本当か?

 普天間基地の移設問題は、現在(2013年2月末)では日本側が日米合意(辺野古へ移設)に基づいて日本国内の手続きをどうするかということで政府から県知事へ埋め立て申請を行うための地ならしの動向が注目されています。

【読売】辺野古移設、名護市長「オール沖縄で反対」

 名護市長の稲峰氏は辺野古移設への反対を主張して市長選に勝った人なので辺野古移設反対なのはわかるのですが、

【47news】普天間、一日も早く名護へ 県内移設求め市民大会
【時事通信】名護漁協長が同意の見通し=辺野古埋め立て、市長は反発

 なんて感じで、辺野古移設に同意する人たちに関する報道も多少は出ているわけで、県知事ではなく名護市長が「オール沖縄」とは大きく出たなあぁという感じです。しかも辺野古移設に賛成しているのは 市長のお膝元の名護市の、元々辺野古移設に賛成していた人たちなんですけどね。